2022年3月12日(土)20:30-翌1:30
聴こえない子の家族&当事者飲み会を開催しました。
参加人数述べ22人の参加でした!
今回は、キリン福祉財団の担当者様、NHKハートネットTVのディレクターさんも参加してくださりました。当事者以外の方にも「必要な場ですね」と言っていただけると、こういうことをやっていて良いんだなとちょっと励まされます。
他にも韓国の人工内耳の親の会の方も参加してくださりました。会員は1000人もいらっしゃるようです。海を越えて繋がってくださったことに感謝です。
さらに、ろう学校の卒業生など当事者の方にも来ていただきました。小学部の頃から知っている子が社会人になって保護者の方にお話をしてくれるのはなんだか感慨深かったです。
保護者の中には初めてろう者と話した方もいらしたということで、大切な時間となったこと嬉しく思います。来てくれた皆さんありがとうございます。
また、子どもが成人している親御さんが、何かお役に立てればと参加してくださるのも嬉しいです。私のことを大学生の時から知っているママが「子どもはあっという間に巣立ってしまうから、今は子育てを楽しんで!」と幼稚部パパママたちに伝えていたのを聞いてジーンとしました。
アンケートでは、「先輩や当事者の話を聞けて将来への見通しが少しもてた」というご意見が多くありました。今までであればろう学校の保護者控室や行事で先輩からお話を聞ける機会がありましたが、今は自分から探しにいかないと取れない時代になってしまっています。
このままだと、たとえコロナが治って今までの生活に戻っても、先輩保護者が後輩保護者に「引き継いでいく」文化が薄れていってしまうと危惧しています。オンラインでもいいからとりあえず、引き継いでいく文化だけでも継承していければと思っています。
今回もたくさんのテーマでお話をしました。韓国と日本の障害者差別の法律、差別解消法を導入してから日本は何が変わったか、国からの助成金の制度の違い、聴こえるきょうだい、ろう学校と普通校どっちに行くべき?、絵日記の書き方、就職について、進路について、親が死んだ後どうしよう、聴こえない子ができる習い事、発音について…という子どもの話から、経済の動向について、ご自身の仕事関係の話など子どもに関係のない話までいろ〜いろ話ました!
当事者の方からは「こうやって親御さんが悩まれて、みんなでお話しして、子どもたちは幸せだ」ということばをいただいて、本当にそうだなと色々思いを馳せました。
これからも真面目な話+ゆるい話、どっちもできる場にしていきたいと思います!
これに関連したアンケートの自由回答があったのでご紹介させていただきます。うまく言えないけれどこういうことを感じてくださる方がいたというだけで今回やった意味がある!と思っています。
ーーーーー以下、原文ままーーーーー
昨日はこのように楽しい会を開いていただきありがとうございました。ほとり先生がおっしゃっていた、聞こえる聞こえない関係なく真面目な話以外のくだらない話も楽しんでくださいというお言葉が印象的でした。
この会は、どんな方がいらっしゃるのか最初は分からなくて多少は不安な気持ちがあります笑。しかし、ほとり先生の聾のコミュニティーというご縁で繋がった皆さんと好きなことを喋るだけで、聾のお子さんを持つ人の不安を解消してくれていると感じます。それは聾の親御さんだけでなく、SODAも聾者も同じだと思います。聾の世界に入って、一番最初に感じることは「コミュニケーションをどうするのか」ということだからです。手話や音声、チャットなど、いろいろな技を使って、聾者も聴者も普通におしゃべりするという経験をすることで、すごく不安が和らぐのを感じます。
むりやり「聾者と喋ろう」という場ではなく、このように自然に集まり、普通に喋るということを経験させていただいていることに感謝しております。ご苦労も絶えないと思いますが、応援しております。ありがとうございました。
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次回も近いうちに開催いたしますので、また新たな繋がりができることを楽しみにしています🌼
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