11月19日(土)10:30~14:30(東京都昭島市 BESS多摩)
今回もBESSさん のご協力の下に、コミュニケーション座談会を開催しました!
代官山での開催の際に「多摩地域から子どもを連れて代官山には行けない。」というお声をいただいていました。そこで、BESS多摩 さんをお借りできるか伺ったところ快諾していただけました。
本来は、平日の定休日の貸し出しのようですが、今回はBESSさんのご好意で土曜日の日中にお借りできました。本当に感謝です。
実はこちらの社員さんが私の同級生でして、SNSでほっとりんく活動の報告をしていたら「BESSをイベント場所として使える」と声をかけてくれたのがきっかけで今に至ります。友達に恵まれて幸せです♡
今回は、ろう重複のお子さんのいるご家庭に対象を絞って開催しました。
初めは5家庭くらいで締め切ろうと考えていたのですが、最終的に12家庭が集合!
大人16人、子ども11人(きょうだい含む)、ボランティア学生5人+私、と33人という大所帯!!!それでも、定員オーバーでお断りしたご家庭もあるほどです。
親御さんは3グループに分かれてお話し、子どもたちはボランティアさん、スタッフさんと一緒に焼き芋作り&庭遊びをしました🍠お子さんが楽しんでいる様子は写真から伝わると思います✨
親御さんがお話しできるだけではなく、子ども同士の関わりが生まれるのがこの会のいいところだと思っています。今回は社会人になった卒業生も参加してくれ、子どもではなく大人スタッフとして大活躍してくれました!
保護者の皆様がどんなお話をしたかは書ききれないほど多岐にわたります。その一例をご紹介いたします。
・学校での学習
・学校でのタブレットの使用
・きょうだい児への対応
・困った時の乗り越え方
・補聴器/人工内耳
・ろう学校の先生とのやりとり
・就学/就労先・就学時の悩み
・日中預かりなど支援制度
・学校以外の居場所、送迎 などなど
感想をたくさんいただきましたが、その中で「同じような境遇の方と話せて、苦しいのは自分だけではないのだと感じました。」というお声が印象的でした。
同じような境遇の方と出会える場所の1つがろう学校だとは思いますが、コロナをきっかけに同じ学校に通っていても保護者同士が会う機会が減っている現状もあります。
たとえ、ろう学校や療育先でママ友・パパ友と出会えたとしても、このような気持ちを抱くことがあるようです。
「重複ママは、普通クラスのママ達とは悩みが違い過ぎて深い話は出来ないしわかってもらえないのでどこか孤独感がある。」
「ろう難聴の子供を持つお母さんと話していても共感できることが少なく、発達障害のお母さんと話していても、難聴なので、育て方のポイントが違っていたりと、ろう重複の子育ての難しさがある。」
ろう重複のご家庭はコロナだけが原因ではなく、そもそも似たような状況のご家庭との出会い・関わりの場になかなか巡り会えないことが多いのではないでしょうか。
そんな状況の中でのご家族の気持ちは、学校、病院、療育先の先生だけではフォローしきれないと思っています。やはり、同じような経験がある「ピア」(仲間)の関係にある人との交流が必要ではないでしょうか。
ほっとりんくは、そのような方に交流の場を提供していくことを目指しています。これを見ていて、ピアな関係の人が近くにいない、と思った親御さんはぜひご連絡ください。また、ろう重複さんに限らずこんなカテゴリーの集まりをしてほしい、というご要望もお待ちしています。
「普段はちょうど良い所属がなく、どこにいても違和感でいる。今回みんなで集まった時に、ありのままで気楽でいられる場所だと感じた。そんな場所がある(仲間がいる)事を子供も親も感じて安心できた。」
こう思っていただけるようにぜひ第二回も開催したいと思います!
みなさん、今回はありがとうございました!
※「」は参加者の感想より。
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